臭化リチウム吸収冷凍機の開発の歴史
1810年、スコットランドのジョン・レスリーは最初の間欠吸収冷凍機を開発し、吸収冷凍機技術の初期の発展を象徴しました。1860年には、フランスのフェルディナン・カレが連続吸収冷凍機を発明し、米国特許を取得しました。
1930年頃までに、米国のアークラ社は5トンから20トンまでの容量を持つ吸収式冷凍機の製造を開始しました。第二次世界大戦終結後、米国のキャリア社は大型空調用吸収式冷凍機を開発しました。1945年には、冷媒として水、吸収剤として臭化リチウム溶液を使用する最初の吸収式冷凍機を製造しました。
蒸気を熱源とする二効用吸収冷凍機は、1961年に機関車工場と荏原製作所によって開発に成功し、同年には米国スタハン社も開発に貢献しました。現在、二効用吸収冷凍機は産業界の標準機種となっています。

投稿日時: 2024年8月9日